永遠の片想い

 体育館の横に自転車を停め、待ち合わせ場所の職員玄関にはもう由季がいた。

 「マナ。ソラこっち。」


 手を降る由季の側に行く。


 「由季ー。卒業式以来。」


 「やっぱ、ソラの学校制服可愛いね。後で、制服交換しょうね。」


 由季とは中学生の時に、制服交換の約束をしていた。


 職員玄関から、校舎に入り、まず職員室に行き、在学中にお世話になった、先生に挨拶をしてから、体育館に行った。

 「高城居なかったね。」


 肩を落としす由季。


 「きっと高城の事だから、もう体育館にいるかも。」


 体育館に近づくと、ボールの音と高城の怒鳴り声が聞こえて来る。
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