アキバ特捜部!? 犬インフルぱにっく
「ヨースケ!」

ミキはレイヤを自分の時と同じように、

手で制すると、

ヨースケの額に手をあてた。

ナツは呆然と倒れたヨースケを見ている。

「ゴメン、ちょっと眠くて」

ヨースケは身を起こして

笑おうとしたが、

表情をうまく作れなかった。

「おまえ、熱があるよ」

ヨースケは自分の額に手を当てた。

「気づかなかったな……」

「上の階に行こう」

ミキはヨースケに肩を貸し、

立ち上がらせると、

自分用に使っているブースのある

1フロア上に向かおうとした。
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