嘘で隠された現実(リアル)
「そうか。それなら、俺は別にいい」


「今は‥とりあえず朱月を追い掛けるか。やっぱ気になるしっ!」


「えっ、彗ちゃん!?」


私は、酷く混乱していた。

朱月を追い掛けようとした私を引き止めたのは彗ちゃんでしょう?

そう訊きたくなってしまったのは、無理のないことだと思う。

言葉に出さなくても、その疑問は伝わってしまったようで、彗ちゃんは誤魔化すように笑った。
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