嘘で隠された現実(リアル)
「朱月?」


「いや…」

俺は幸矢さんの視線から逃げて、グラスの水を飲み干した。

「幸矢さん、そういった集まりが苦手でも、たまには参加した方がいいぜ?付き合い悪いじゃん」


「えー?だから我慢して、少し顔出したんじゃないか」


「どうせ10分程度だろ?」


「うっ…」

幸矢さんは、気まずそうに視線を彷徨わせた。


「で?食事は?」


「さすがにそれは、8時頃にしたよ?」


「なら良かった。俺も食べてきたから」


「うん‥ねぇ、朱月。最近外食が多いみたいだね」


「…」


言葉に詰まる。
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