嘘で隠された現実(リアル)
以前は、幸矢さんと一緒に食べることが多かったため、それなりに作っていた。

だが、最近は幸矢さんの帰宅が遅いのをいいことに遊び歩き、外食ばかりしている。


「ごめん、幸矢さんのお金なのに」


「それは朱月にあげてるお金なんだから、気にしなくていい」

幸矢さんは、少し寂しそうに呟いた。

「でも、少し心配だよ。俺には何でも話してほしい‥なんて言わないから、自分で自分の首を絞めるようなことだけはしないでくれ」


辛そうな幸矢さんの表情を見て苦しくなる。

幸矢さんに、一番似合わない表情だ。
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