運命の人はお義兄様


「「「「いただきます」」」」

私は不安な眼差しで
絋希さんと啓太さんを見た。

それに気付いた啓太さんがこっちを見ながら、ニコッと笑った。

「おいしいよ。なぁ絋希」
「あぁ。おいしい」

良かったぁ。
私はニコニコしながらご飯を食べた。


「ごちそうさま」
絋希さんは1番に朝食を食べ終えると、立ち上がり再び2階にあがった。

2階から大きな荷物を持ってきた絋希さんが
「いってきます」と言ったので
私は慌てて立ち上がり、お弁当を渡した。

「ありがとう。いってきます」
「「「いってらしゃい」」」

私たちは玄関に向かう絋希さんに言った。





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