薔薇色アリス




あれからどれくらい歩いただろうか。


といっても景色はあまり変わっていない。



本当に服屋なんてあるのか、と疑いたくなる。





そうすると、いきなりロストから声がかかった。




「アリス、見えてきましたよ」



「え?」




ロストの視線を追うと、肉眼で見える距離に小さな家があった。
< 25 / 42 >

この作品をシェア

pagetop