薔薇色アリス

トカゲ






その家はレンガ作りの家だった。
側壁にはツルの蔦がついていた。










「ビル、いますか?」



「ああ、ロストさん!いらっしゃい」






ロストが家のドアを開け中に入り、続いて私も中に入った。







「ぁ………」





「ん?ロストさん、この子は?」




「アリスですよ、ビル」






中で私を待ち受けていた人物……
それは、喋るトカゲでした。
< 26 / 42 >

この作品をシェア

pagetop