恋ジグザグ~“好き”と素直に言えなくて~
「なによ、このヒト、着物なんか着てオバサンくさぁ~い。……ってか実際オバサンだから、あたしみたいにミニスカ履いてナマ足を見せることができないのかなァ? あ~ァ、ヤダヤダ、年はとりたくないよねぇ~」
「わ、わたしはまだ24です……で、でも10代の頃から恥ずかしくて……み、ミニスカートは履いたことがないです……」
さっきまでの穏やかな表情から一変、怯えた感じになっているやまぶきさん。
「おおかた着物姿を見せてポイント稼ごうと思ってんでしょうけど、このオトコはそんなのより、肌の露出が多い、こーいうファッションが好きなのよ♪ 知らないのぉ?」
「し、知りませんでした……」
「残念だけどミニスカが履けないなら、このオトコを虜にすることはできないよ♪ さっさと手を引いてちょーだい♪ オバサンは家で韓流ドラマでも見てればいいのよ♪」
「で、でも、わたし……」
やまぶきさんはなにかを言おうとしてたけど、あたしはソレをさえぎって言った。
「ねぇ、オバサン、アンタ、このオトコといっしょにおフロに入ったことあるぅ?」
「い、いっしょにおフロですかっ……!?」