恋ジグザグ～“好き”と素直に言えなくて～

★製作ノート

ハイ、製作ノートです。

主人公が遊園地でアルバイトをするということもあって、今回はグルングルンとおハナシが急展開しまくっちゃうジェットコースター恋愛小説にしてみたつもりですが、皆さま、最後まで目を回さずについてきていただけましたでしょうか？


１２作目となる本作品ですが、当初は記念すべき１０作目として予定していました。

そして、その内容につきましても、以前書いたとき好評で、続編が読みたいとのコメントをいただいた短編『未恋～東京卒業物語～』を加筆して“長編作品”として仕上げるつもりでいました。

ところが『みかん白書～描きかけの私の描きかけの恋～』を書いたときに、方言で作品を書くことの難しさを痛感いたしまして、その結果、地方都市ではなく東京を舞台にした標準語のおハナシにすることに路線変更し、その後、構想を進めていくうちに、最終的には“おにーちゃんとあたしの物語”という骨子の部分だけを残して、まったく別モノのおハナシとなってしまいました(汗)


１１作目『恋うつつ～“好き”というどうしようもないキモチ～』では、主人公が最終的に誰と結ばれるか分からないストーリー展開となっていましたが、本作では最初から“最終的にはおにーちゃんと結ばれる”という結末をあきらかにしていました。

そこで今回は、どうやったら“あとちょっとで結ばれそうなのに結ばれない”というシチュエーションをつくれるかという、主人公の立場になってみればすごくイジワルなことばかりを考えて書きました(爆)


あとお気づきかと思いますが、本作品の登場人物で役名のあるキャラクターは、全員“色”に関係のある名前になっています。

これは作者の中で“ヒーロー＝戦隊モノ”というイメージがあったからにほかありません。


なお“刑事告発”に関するくだりの部分は、あくまでフィクションなので、現実の刑事手続きとは違っています。そもそもケーサツ等の捜査機関は、刑事告発じだいをカンタンには受理しないらしいです。


では、また次回の作品で……じゃなくて“ＳＥＶＥＮＴＥＥＮ”で紹介され、夢のランキング入りも果たした『ひとり恋～マイセルフパラダイス～（ロングバージョン）』で、もう一度お会いしましょう♪（７月じゅうに加筆＆更新＆大賞エントリー予定デス！）