Darkness Butterfly

すっごい呆れた顔で、見られた。

「何?何か間違えた?」

「お前、付き合ったことある?」

その質問に、黙った。

「…まぁいい。」

何が良いのかい?

良壱はあたしの肩に手を回して、髪の毛を梳いた。

「そういえば、良壱の彼女って何人いるの?」

「…お前、ふざけた事言うのもいい加減にしろ。」

吠えるような低い声で言われて、ギョッと近くの良壱の顔を見る。

「いつ俺がお前以外の女がいるっつった?」

言ってないけども。

でも…携帯ショップの女の人がフラッシュバックする。

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