繋いだ手を離さない~二章
「これはアイツも関わっている事だろ?なら今からアイツの家で話せ!今から行くから連絡しろ」


「えっ…と」


怜哉は瑠衣の手を離さず千明の車の後部座席に瑠衣を座らせじぶんも乗った


ドアを閉めてすぐに怜哉は瑠衣を抱きしめた


「瑠衣…会いたかった」


「ふえっ…れい…や…」


瑠衣の目から涙が溢れ出して止まらなかった


「怜哉…ダメだよ」

「瑠衣、俺は全部知っている。瑠衣の気持ちも…だから遠くから見守り気持ちに整理がつくまで会わないつもりだった。でも…もう無理だよ」
< 130 / 249 >

この作品をシェア

pagetop