町の片隅で~ファーストストーリー~
「真也~?大丈~夫?」
便所の異様さに呆気をとられて出て行こうとした。
「あっ!」
「キャッ!もぉ!何よ!早く出てきなさいよ!…もしかしてあんた、トイレで変な事してんじゃないわよねぇ?」
「変な事ってなんだよっ!ちょっと失敗しただけだ!」
「失敗?失敗って何よ!早く開けなさい!」
そりゃ、慌てるよな。
心配して来てみれば少し開いたドアから大声出されて、挙げ句の果てに失敗されたと言われれば。
俺は如意棒を守るために腹痛を装ってた事を忘れてたんだ。
流してもないのにピーピーが無かったら変だろ?
俺の失敗は演技するのを忘れた事なんだが、あいつはそれを知るはずがない。
流し終わって鍵を開けると勢いよくプライベートルームへ侵入してきた。
「あんたどんな失敗をしたか言ってみなさい!」
胸元を両手で締め上げ、燃え盛るオーラをまとって殺気だってる。
「流し忘れただけだ!こぼしたりしてねぇよ!」
「あっそ、ならいいわ。それにしても変ねぇ~臭くない。それにペーパーも三角折りのままだし。」
小姑(こじゅうと)相手にどう切り抜けるかが勝負だ。
便所の異様さに呆気をとられて出て行こうとした。
「あっ!」
「キャッ!もぉ!何よ!早く出てきなさいよ!…もしかしてあんた、トイレで変な事してんじゃないわよねぇ?」
「変な事ってなんだよっ!ちょっと失敗しただけだ!」
「失敗?失敗って何よ!早く開けなさい!」
そりゃ、慌てるよな。
心配して来てみれば少し開いたドアから大声出されて、挙げ句の果てに失敗されたと言われれば。
俺は如意棒を守るために腹痛を装ってた事を忘れてたんだ。
流してもないのにピーピーが無かったら変だろ?
俺の失敗は演技するのを忘れた事なんだが、あいつはそれを知るはずがない。
流し終わって鍵を開けると勢いよくプライベートルームへ侵入してきた。
「あんたどんな失敗をしたか言ってみなさい!」
胸元を両手で締め上げ、燃え盛るオーラをまとって殺気だってる。
「流し忘れただけだ!こぼしたりしてねぇよ!」
「あっそ、ならいいわ。それにしても変ねぇ~臭くない。それにペーパーも三角折りのままだし。」
小姑(こじゅうと)相手にどう切り抜けるかが勝負だ。