らぶりぃBOY




そぉだった!



飛んでいた意識を何とか取り戻すと、出来るだけ右を意識しないようにと左を向いた。


『家の近くなんだけど…


英児クンの家逆方向なんじゃない?

わざわざぃぃよ。』



一度はバイトがあるって断ったのに、"送るから一緒に帰ろう"と教室にまで迎えに来られ、今に至る。



早速今日からバイトが始まる。

楽しみで緊張していたのに、王子のせいで忘れていた。


昨日は1人だけ遅れてしまい、他の人と顔合わせ出来なかった。


だから、今日は遅刻出来ないって言うのに!



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