H・O・L・D UP!
「えっ? ああ、これ」
「うわっ、バカッ、よせっ」
女の子が腰に付けていた“それ”を、コートの中から取り出そうとしたのを、男の子が慌てて止める。
「なんで? やっぱ、こういう“人通りの激しいとこで”出すのって、マズイのかなぁ?」
女の子、あっさりそう言いながらも、名残惜しそうに“それ”に手をやったまま。
男の子、その様子を見て、ため息1つ。
「間違っても、警察の前や警官の居る所で、出すなよ。万が一にもパクられるの、ヤダかんな」
「うわっ、バカッ、よせっ」
女の子が腰に付けていた“それ”を、コートの中から取り出そうとしたのを、男の子が慌てて止める。
「なんで? やっぱ、こういう“人通りの激しいとこで”出すのって、マズイのかなぁ?」
女の子、あっさりそう言いながらも、名残惜しそうに“それ”に手をやったまま。
男の子、その様子を見て、ため息1つ。
「間違っても、警察の前や警官の居る所で、出すなよ。万が一にもパクられるの、ヤダかんな」