H・O・L・D UP!

「痛~い」

真輝は転んで地面に着いていた両手を地面から離す時、何かをさり気無く拾って、服を払うフリをしながらポケットへ入れた。



「おいっ、早くしろ」

昭に銃を突き付けていた男は、イライラしながら真輝へ言った。



「はーい、すみませーん」

真輝は、ペコッ、と頭を動かしてそう答え立ち上がり、再び歩き出した。

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