月の雫 -君と歩む彼方への道-
「シレン。

おまえは5つもの降格だ。

ペアもそのままにしておくわけにはいかない。


シルヴァイラは、レイジュラと組ませる。


おまえは、ルカと組め」



――え?


何だって?


オレはこの部屋に来て初めて動揺してた。


(シルヴァイラは、レイジュラと組ませる)



シルヴァイラが、レイジュラと?



(ここを出たら、わたしの妻にしてあげる)



なぜ、長老たちすらレイジュラの真の姿に気がつかない?

あの男、ただの優等生じゃないぞ。
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