月の雫 -君と歩む彼方への道-
ここは魔道士見習いの研修所。


ここで魔道の修練を積みながら、それぞれの特性にしたがって、首都や周辺の国防や、政治、医療等、それぞれの重要な配置につくことになるんだ。



魔道を使える人間はほんの一部。

この国ではすばらしく栄誉ある職なんだ。




そんな魔道士の研修所に、今朝、見慣れないヤツが一人入ってきた。



ここに入るのすら、そもそも厳しい条件が必要なのに。

こんなところに途中でぽっと入ってこれるようなやつはまずいない。




しかもそれが、第2階級である「銀」階級だなんて、信じられる?
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