月の雫 -君と歩む彼方への道-
そのニセの記憶が与えた恐ろしいイマジネーション、すさまじい苦しみはまだオレの中に生々しく残っていたから。



(くそっ)


なんてやっかいなヤツと同室になっちまったんだ。


扱いにくいわ、聞いたことのない奇妙な魔道を使うわ。

やりにくいったらありゃしない。



今さらながら、じいさんを恨んだ。
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