☆たったひとりのスーパースター☆
「お前も脱げよ、巨匠が書いてやる」

「絵心も美的センスも、なんて言うか芸術的な感性を感じないよ?」


たまには私も言い返す。


そしたら缶ビール置いてこっちに向かってきた天敵。


「ちょ、ちょ、やめてよ!」

巨神兵みたいにどこか華奢なくせに、
力はやっぱり男子で敵わず、海に投げられた。


まーじ最悪、着替えとかないのに!


浜辺に戻ったらそうちゃん爆笑して見ていて、メイクが気になった。


「俺のTシャツに着替えてくれば?車だけど」

そうちゃんがそう言って、湿り気のある夜風に当たって、
二人で駐車場まで言葉少なめに歩いた。
< 181 / 222 >

この作品をシェア

pagetop