☆たったひとりのスーパースター☆
「どれからやろうか?」

そうちゃんがビニールをかさかさと漁って、取り出したのは線香花火。


乙女心鷲掴みだな、このやろう。

海を眺めて水平線沿いに視線を移動させたら、
ちょっと離れにいたカップルが明からキスしてた。

「はい」と線香花火を私に渡して、
今しがた私が見てた方角をみるそうちゃん。


気まずい。
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