☆たったひとりのスーパースター☆
「エリ、ちゃんと練習しといてね」

PCから顔を上げずにやつが言う。

「でもエリ和音さんちでいっぱい練習したよぅ」

やつは無表情でタバコを吸い、やっぱり目線はディスプレイで、

「遊んでただけでしょ」

「違うよ練習したもん」

「え、でも電話したら酔っ払ってたし」

「それはひと段落してからちょっと飲んだの」

「でも泊まったんでしょ」

え、そうなの、またキスとかしてないよね?

そう思ってエリの顔見たらかわいい顔が歪んでる。

「エリ、今日は帰る」

「あ、まじ?お疲れ」

ちょっと冷たくない?どうしたのどうしたの。
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