☆たったひとりのスーパースター☆
その日の夜にエリに電話してみた。

流行のR&Bみたいな曲が流れる呼び出し音の後、

『もしもし』

いつもどおり明るいエリの声がした。

『今日はごめんね』

でもすぐに沈んだ声。

「うん大丈夫だけど、いっしーなんか荒れてたね」

『さっき電話来たの』

どうやらきちんとフォローはしたようだ。

やっぱりさすがに言いすぎのような気もしたし、
でも電話したんだね、よかった。
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