☆たったひとりのスーパースター☆
その夜眠りに着くと、

そうちゃんが私の車を運転していて、私は助手席。
エリがいっしーの肩に頭を乗せて後部座席で寝ていました。


「俺はそうちゃんを越えられないなぁ」

やつがおっぱい触るような手つきで、
窓から片手を出して、空を見上げてた。

「なにそれ、てかいっしー手つきがやらしいって」

そうちゃんがバックミラーごしに見て笑う。


するとやつは広げていた手のひらを握ってから、
人差し指で空にある星のどれかを指差して言ってた。
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