☆たったひとりのスーパースター☆
裁判所の前で「勝訴」と書いた紙を両手で掲げたい。
お母さん、やったよ!
そうちゃんが吸ってるタバコを置いて、
デジカメを左手に持って、右手を私の肩に回して、
頬が重なる、右肩上がりの血圧。
フラッシュが刹那を永久の中に閉じ込める。
瞬時にデジタル化された私とそうちゃんの笑顔。
「なんかお前、女の子みたいだな」といっしー。
いちいち嫌味な言い方をするね、素直じゃない。