☆たったひとりのスーパースター☆
「曲がけっこう出来上がってきてさ」

部屋に上がるとつけっ放しのPCから音楽が小さく流れてて。

「ナナに聞いて欲しくて」

そう言っていくつかの曲をお披露目してくれた。

嬉しくて、私の心はこの時日本列島でいち早く梅雨明けしたの。


そうちゃんの歌声がしてなんとなく照れくさいから、
私は無意味にディスプレイばっかり見つめてた。

そうちゃんの携帯がソファーの上で光っていたけど、
そうちゃんは横目で見た後そのまま次の曲を流して。

しばらくしたら私の携帯も震えて、確認したらやつだった。

数回の着信をスルーしていたら、メール受信。
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