俺と姫
鈍感
ある日俺は、仁美に最悪な一言を言われる。

「私、良亮と付き合うことになったから。」

「えっっ!」

俺は本性を隠せなかった。

俺が先に気持ちを伝えていれば…。

でも、優しい仁美は、良亮と付き合ってからも一緒に帰ってくれた。

良亮との関係を聞くと、いつも返ってくる言葉は、

「話せない~。」

「自然消滅かも。」

という、ウマくいっていないような返事だった。
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