恋ゲージ0%
「お前の家に行く。」



「ハイ?」



「俺を連れてけ」



たまにはお前の秘密も探って
やろーじゃねぇか。


だが。



「駄目」


とアッサリ断られた。


「何でだよ?」



「だって知ちゃんまだ私の彼氏
じゃないでしょー。
彼氏じゃないと家はダメなの」


ちょっと待て。

…【まだ】?


……

流そう。うん。


俺は知らない。聞こえなかった。


「それはお前だけだろ」


「ううん。兄ちゃんの家訓」


は?



「お前の兄さんが大黒柱なのか?」


「うん。だから無理なのよ」



何じゃそりゃ……。





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