恋ゲージ0%
「ヤバイよソレっ!
今一瞬火サスの曲流れたよ!」


「そこまでじゃねぇだろ!
 ってか今年から転入して
 来たんだから
 知るワケねぇだろ。」


「へっ?そうなの?」


し、知らなかった…。


私たちの会話を聞いて、須藤先生
が気が付いた。


「あ、そうか!浅野は知らない
 んだったな!説明するよ」


「有難うございます」


知ちゃんは頭をペコリと下げた。


「今から予選に行くのはな、
体育祭の闇メインである
【夜学校鬼ごっこ】だ。」


「は?闇メイン?」


はっ!

知ちゃんに好感度UP↑
チャーンス!!


「あのね知ちゃ」


「そう。表メインは
 障害物競走だ。
 伝統があるからな…」


ペラペラと話す先生。

納得する知ちゃんとクラスの皆。

…私だけ納得できません…。



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