秘密のカンケイ

わたしは本当に信じてた。


ハルの言葉と行動、全部本心なんだって。


でも違ったんだね。




ハルに、ハルの言葉に行動に上手くのせられて…ほいほい好きになりましたよ。


満足かな?




わたしは、好き。を信じられません。

ハルも、………茜も。



わたしにとってハルは暗闇から救ってくれた人でした。

先輩から解放してくれて、新たな恋にも進ませてくれた。


わたしにとって茜は親友でした。

ツラいとき傍にいてくれたけど、理由をきかず黙っててくれて本当に助かった。

でもそれって、今思えば、ただ聞けなかっただけなのかもね。

だって茜も同じ狢の人間だったから。




今からあなたたちとわたしは過去の繋がりです。


もう…、交わることはないでしょう。



でもね、ハル。

やっぱり好きだよ。


だから、やっぱり許せない。

他の誰かならまだ良かった。


相手が茜だったから…

相手のいる人とそういうことするのって、理解できないから。

もうハルの言葉を信じることができないから。



ごめんなさい。




茜の行動もどうしても理解できない。

優斗さんを思うと尚更。


理解できないし、裏切られた思いでいっぱいいっぱい。



わたし、二人を許せない。

これから先も許せないでしょう。


これから先も今日のこの日を思い出すから…もう同じ思いを思い出したくないから、

わたしは弱いから、

もう…終わり。



わたしとあなたたちはもう過去です。

-2ターン目 完-


< 140 / 262 >

この作品をシェア

pagetop