ブスの片想い
「ごめん。吉野先輩のこと、
好きなの知ってんのに」
相羽はいつもより悲しい表情で言った
だけど、声色は全然と言っていい程変わっていなくて。
「・・・なんで知ってるの?」
「そりゃあ、大声で連絡先聞かれちゃーねぇ・・・ しかも、お前見てたらまる分かりだし。」
・・・知ってる
あたしもそんなに鈍感じゃないもん
「ねぇ、相羽。あたしのこ「あぁ~、早くしないと遅刻だわ。行くぞっ」
手を引っ張られながら階段を駈け登る
「は、早いっ!すとっぷーっ」
悲鳴をあげながらあたしは
笑って階段を昇った
・・・さっきのことを、忘れる様に。