友のしるし。
救い

遥己

学校に着くと、正門にも昇降口にも・・・誰も居なかった。





少しホッとした。






靴を靴箱に入れようとした時。





遅れてきた子が居た。





クラスメイトだった。





「・・・・!」





「ひぃっ!!」




美華軽く悲鳴をあげた。






その子は、そっと手を差し伸べた。
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