友のしるし。

2人の別れ

放課後。







梓は、オレンジに照らされた教室に1人で居た。








教室に、美華が入ってくる。







梓の目線は、美華に移るがすぐに教室の天井に向いた。







「何の用?」





冷たくさえた声で、言った。






「ねえ。今さっきね。昔の事思い出しちゃった。」






「はあ?」






「小さい頃に描いた絵についてとか約束ができた時の事とか」
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