友のしるし。

優実

入学式が終わった。





「あー・・・疲れたぁ」




美華が、あくびをする。




「ねー。校長話長すぎだよねっ!同じことばっかり言ってたし・・・」




梓が、笑いながら美華を見つめる。




「梓ちゃーんっ!」




「あっ。優実ちゃん」




手を振りながら駆け寄ってくる。




小柄な体が目立つ。




「ねねっ!これから、遊びに行かない?」




天使のような笑みだった。
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