空からのラブレター
「宗吾さん、おやすみ!」

夜になり、自分の病室へと戻った。
階段をゆっくりと降りた。

「…ふぅ」

病室に着いて、ベッドに座ると胸がずきずきとした。
また?

でも、今回のは早く治った。

何だろう?

気にせずに眠った。でも、この時からカウントダウンが始まった。

この胸の痛みは、だんだんと死に近づいていることを砂時計のように。


そして、死だけじゃなく…病状までもが進んでいること。

私は、深い闇へと入り込んでしまった。
< 43 / 72 >

この作品をシェア

pagetop