美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!
 美奈子はそう否定しながら、ある事実を認めざるを得ませんでした。

 その事実とは…
あんな尋問まがいの意地悪を言おうとした元凶…。

 それは…
 「私はまだこの男(ひと)に愛されていたいのだ…」という確信だったのです。

 「裕さん…?」


 「なんだ?」


 「あなたがユイちゃんを娘として彼女を愛するように…私は…私の事は…“大切”に思いますか?」


 いえ、美奈子は『私は…あなたに愛されますか?』と尋ねたかったのです。


 その美奈子の内心は、口に出された言葉だけで十分に裕へと伝播され、彼を激しく狼狽させました。
< 133 / 447 >

この作品をシェア

pagetop