執行猶予3年


最後のライブは、
まあ、
終わって、
打ち上げをしようと、
ギターさんのうちに十数名集まった。

どれが誰やら、
3分の一は分らないけど。


そのうち、
盛り上がって、
個々で話が始まった。

そんなとき。
その年長ギターさんと洋ちゃんが先に消えたかな?
鶴だったかな?

まあ、
いつの間にか消えてた。


便所って、
リビングに出ると、
ギターさんがいて、
「今外。いろいろ話してる。」

そう言って、
俺とギターさんで話してた。

あまり何話したかも覚えてない。
記憶ってのは、
こうも曖昧だ。
なのに、
感情だけは鮮明で、
憎しみ怒りほど多く残り、
後悔はいつまでも居座ってしまう。



どうしてか、
俺の外に出て、
話を聞いた。


まあ、
雨が降っていて、
12月の頭。
寒い。
なのに洋ちゃんはノースリーブのライブ衣装のまま。



俺は場を後にした。
俺事態その空間に必要なかった。

俺は部外者。
なんだかんだいって、
後は二人の問題。

首を突っ込んで、
抜けなくなったのは俺。


まあ、
間抜けな姿が想像できるだろうよ。


そんなため息とともに、
宴会場に戻った。



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