恋の行方
私は典子に相談した。

「ごめんね。健二君と

デートじゃなかったの?」

「健二だったら、祐輔君と

会うと言っていたわよ。

どうかした?」

「実は祐輔を好きに

なったの。けど

親達は一応私達が二十歳に

なったら籍を入れると

言っているの。

祐輔に対する気持ちを

諦めるしかないの。」と

私は泣いてしまった。

「恭子。やっと本当の

気持ちに気づいたのね。

私は初めて恭子が

祐輔君と話をしたときから

好きだと気づいていたよ。

けど恭子は天然のところが

あるから何も言わなかった。

気持ちを打ち明けるべきだよ。」

と典子にアドバイスされた。
< 56 / 200 >

この作品をシェア

pagetop