初恋のキミへ。


ご飯を食べ終わり、片付けをして、元輝と一緒に家を出た。


「ん。」


あたしに手を差し出しながらそう言った。

あたしは強く、その手を取り握った。


「ふふっ。」


「なに笑ってんだよ。」


「幸せだなあって」


「…そう思ってるのはお前だけじゃねぇ。
俺も一緒だ。」


そう言ってくれる元輝が本当に愛しいと感じる。

ずっと、こうしていたい。

元輝と一緒に…
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