初恋のキミへ。


今日は、夏休みに2回ある出校日のうちの1回目。

夏休みに入ったばかりなのに、早速学校に行かなければいけないことに嫌気が指したけど、こうして元輝と行けるなら、そんなことはどうでもいい。


「桃花たち、来てるかな?」


「朝からいちゃつきながら来てんじゃねーの?」


「そうだね。」


桃花たちの話をしていると、後ろから名前を呼ばれた。


「よっ美男美女カップルさん」


そう言って元輝の肩を叩くタケくん。


「おはよ!未波。
仲良く手なんか繋いぢゃって。」


「おはよ。元輝が繋ぎだいってうるさいの」


「は?そんなこと言ってねぇだろーが」


私の頭を軽く叩きながら言う元輝。

元輝に少し触れられただけでドキッとする。

早く慣れないと…
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