初恋のキミへ。


そう言って嵐のように去っていった。


「なんなわけ?」


「もう心臓やばかったよー!!!
南はよく普通でいられるね?
しかも呼び捨てされてたし!」


「どこがいいわけ?」



「またそーいう!
そんなこと言うの未波くらいだよ」


そう呆れながら言う桃花。


私はもう関わることないって思ってた。


思ってたのに…


あの男はまた



私の前に現れることになる。
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