初恋のキミへ。

信じられない悪夢



今日は地元の奴らと久しぶりに集まることになり、未波とは会えなかった。


次の日の朝、俺はタケからの電話で起き、その言葉に耳を疑った。


「落ち着いて聞けよ?
今桃花から連絡きて、未波ちゃんが…」


「…未波がどうした?」


なぜだか分からないけど胸騒ぎがした。


「未波ちゃんが集団暴行にあって今病院にいる。
まだ意識がないそうだ。」


「…は?なんだよそれ…冗談だろ?」


「冗談でこんなこと言うかよ!
今からN病院に桃花と行く!
お前も早くこいよ!」


それだけ言い、電話は切れた。


「未波が…暴行…?」


俺は焦りながら服を着替え病院に向かった。


なんでだ?なにがあったんだよ!

俺は信じられない気持ちを押し殺し、バイクに跨り、走らせた。
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