初恋のキミへ。
「買い物でもするか?」
「うん!」
嬉しそうに返事をする未波。
未波のそんな姿はいつ見ても飽きない。
「行くか。」
俺はそう言って未波の手を取った。
未波の手は予想以上に小さくて、手を繋いだだけでも緊張してしまう俺がいる。
ふと未波を見ると、少し顔を赤らめていた。
"…可愛い"
そう思ってしまう俺は、そーとーな未波馬鹿かもしれない。
だけど好きな奴が隣で顔を赤らめたり、必死で手を握ってくれているんだからそう思わない訳がない。