太陽の朝は窓を閉じて【オムニバス】
「まだ、心から愛していますから。

あの子にとったら、どんな母親だろうと、いつまでも大好きな母親なんです。」


そう言うバアちゃんの背中に、私の涙はもう、せき止められなかった。



母と男の木造の平屋は、全焼した。

母は、命は助かった。
男も火傷を負いながらも、逃げる事ができた。


風呂ボイラーの灯油が何らかの原因で流れだし、引火したのでは無いかと新聞にはあった。


警察も死者が出ていないこともあってか、しばらくすると、家に訪れる事はなかった。

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