猫が生まれた日
誰もが孤独ならば
あたしは世界を孤独と呼ぼう

そんなに嘆くこともないさ
だって君の孤独が欲しいのよ

あたしは君を少しも理解せずに抱きしめよう
君になりたいと心底願いながら抱きしめよう

叶わぬ願いを抱き続けるさ
それでも君を抱き続けるさ

ときには理解したふりをして
ちょっとした安心もあげる

あたしたちふたりともひとりなら
躊躇うことなんてないと思わない?

誰もが孤独ならば
この世に孤独なんてありはしないよ


こうやって奇麗事で慰め合って
それだけで生きてゆけると思わない?

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