猫が生まれた日
孤独は、ひとりで抱えてゆくものよ。

決して決して。

この身体に寄り添うひとたちに
見せつけて良いものじゃないわ。

棘を棘とも知らずに
傷を傷とも知らずに

知ってか知らずか

触れてくれる人に
そんな浅ましいことだけは

決して

決して
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