ヒメ恋~Last Love~
「毎日…一日中、美加と子供のことを考えていたよ…」


「…嘘よーー」


だって一度だって会いに来なかったじゃないーー


「嘘じゃない」


「嘘っ!!あたしが悪阻で苦しんでる時、あなたは何をしてくれた?!」


ハァハァ・・・


体力がない今、少し興奮するだけで息切れがする。


「ごめん美加…1人で苦しみを背負わせてーー」


彼の目に光るモノが見えた。


どうして泣くの・・・


「美加の側に…本当に行きたかったよ…側で支えたかった…一緒に子供の成長を見守りたかった…でも…ーー」


「…でもあなたは来なかったーーそれが全てだわ・・・」


その程度にしか思ってなかったのよ・・・。


「違うっ!!違うんだ、美加…ーー」


何が違うと言うのーー?




「全て話すよ・・・」


目を閉じ…、何かを決意したかのような彼ーー。




その口から語られた真実は・・・



あたしの今までの憎しみや苦しみを…、

全て払拭してくれるような…。



あたしへの・・・



大きな愛だったーー。

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