最低な俺だけど…。

亀裂

― 次の日の放課後。――




『ねぇ!捺川!ちょっと来て!!』


下駄箱で靴を履き替え、翔たちと帰ろうとしてた俺を、女子が引き止めた。




『何だよ?笑
もう帰るんだけど(汗)』


俺が困りながら言うと、



『良いから!!』


そう言って、洋服を引っ張ってきた。



『あいつら、飛美と仲良いやつらだよ。気をつけて…。』


耳元で圭太が、こっそりと言った。





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