【完】イケメン生徒会長は俺様!?
それからあっという間に月日は流れた。



美綺は妊娠8ヵ月になり、産休に入った。



お腹もかなり大きくなって、もうすっかり妊婦になった。



あと2ヵ月くらいで産まれるらしい。



美綺のお腹が大きくなってから、俺もやっと父親になるんだな。と実感し始めた。



美綺も母親になるのを楽しみにしているみたいで、毎日「早く産まれないかなぁ」とお腹を擦りながらいつも言っている。



そんな嬉しそうな姿を見ると、俺まで嬉しくなる



早く子ども産まれてくるのが楽しみになった。



お腹の中で子どもが動いた時、二人ではしゃいだっけ…。



そん時の美綺はめっちゃ嬉しそうだったな…。



なんか見てる俺まで嬉しくなって、二人でお腹擦ってたっけ…。



今では懐かしい思い出だな…。



あれからもう結構経つんだよな…。



なんか、ほんとにあっという間だったな。



学校に行ってる間も、美綺と子どものことが心配で仕方ない。



心配すぎて、なかなか授業に集中出来ないと言うのが本音。



授業の内容なんか全然頭に入らない。



俺の頭の中は、美綺と子どものことだけだ。



生徒会の仕事もまともにやっていない俺。



おかげで仕事は増えるばかりで、いくらやってもなかなか仕事が終わらないのが正直な所。



やってても、美綺のことが心配で仕事に手がつかない。



すぐに集中力が切れてしまって仕事にならない。



それじゃ意味ねーんだけどな…。



美綺は心配しなくて大丈夫だよ。とか言ってたけど、やっぱり心配で心配で堪らない。



俺にとっては大事な家族みたいなもんだから…。



だから、俺に出来ることがあったら少しでも力になってやりたい。



それは本心。



それと、ちゃんとした父親になりたいって言うのもある。



だから、今のうちからちゃんと美綺の手助けをしたい。



父親として、少しでもちゃんと役に立ちたい。



子どもが産まれたら大変だと思うけど、それでも父親として頑張りたい。


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