苺キャラメル味
第1章
俺の名前は 宮永 雷(みやなが らい)
いま世間では花見だの祭りだの騒いでいる中 俺は中学生の入学式へ向かっている所だ。
俺が通うのは「條ノ宮中学校」にかようのだ。名前は金持ちっぽくても中身は普通の学校だ。
そんな新しいスタートを切る初日に 俺は気分がいいとはいえないきぶんだった。
「今日から俺は中学生なんだ」
俺はそう呟きため息をついた。周りの大人は
「おめでとう」とか「もう中学生なんてはやいわねぇ~」
とかは もう聞き飽きた。そんなこと分かっている。
俺ははっきり言ってもう、この平凡な日常にあきあきしていた。変化のないこの日常から逃げだしたかった。入学式なんていうどうでもいいものをさっさと終わらせて、中学生活での一番変化のある部活見学というものをしたかった。
クラス分けの表をみると、俺はまたため息をついた。
「ようっ! 俺たちまた同じクラスだな^^これは運命だっ・・・ごわっ」
「俺も 同じだぜ。あんな奴より俺らの運命のほうがつよいよなっ^^」
「俺だって!!!」
こいつが長谷川 結城(はせがわ ゆうき)
こいつとは 小学生時からずっと同じクラスである意味おれも凄いと思ってる。
「ぅるせぇよ!」
こっちが 喜志崎 透明(きしざき クリア)
こいつも 小学生の時からおなじクラスだ。というか二人とも腐れ縁という奴だ。
こういう風に俺の周りはいつも騒がしい。というかうるさいだけなんだ。

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